女性

大腸がんの病気を知る|体内を診察してもらう

腸は第二の脳

入院患者と看護師

腸の健康は人体の健康

細菌の研究によって腸が他の内臓器官と比べ、あらゆる面で大きく異なっていることが分かってきています。まず、食道から続く人間の腸には、1億を超える脳細胞が存在し、常に本物の脳に対し信号を送っていることが分かっています。さらに、消化、栄養吸収という一連の行為は脳の命令を受けることなく、独自に行動することが可能となっています。これは、腸以外の臓器では見られないことで生存するためにもっとも必要な臓器である心臓でさえも、脳の指令なくしては動くことが出来ないのです。また、人体の2/3以上の免疫細胞は全て腸に集中しており、人体を外敵から守る砦として機能しています。しかし、反面体外からのさまざまな物質が通り抜けるということから発がん物質などの影響を受け易いことも事実で大腸がんなどは便秘や腸内環境に不安がある人に多く見られる疾患となっています。

中高年の病気

自治体などが推奨する大腸がん検診は、多くの場合50歳を過ぎてから適用されます。これは大腸がんが遺伝等の特殊な要因がない限り、比較的高齢になってから発症するという特性を持つためです。ビフィズス菌に代表される腸内の善玉菌は、多くの場合加齢とともに減少していきます。悪玉菌が優位になった腸内では発がん物質やアルコールなどの攻撃を受けやすく大腸がんが発生しやすくなってしまうのです。また、女性に大腸がんが多い背景には便秘による影響が多いといえます。本来速やかに排出すべき毒素を長く腸内に留めておくことで、腸壁に発ガン物質やその他の毒素が長く接触することにより、正常な細胞のがん化を促進してしまうと考えられているのです。そのような状況を打開するためにも、食物繊維を多く取り入れたり、有用菌を積極的に摂取することが大切なのです。